ちゃんと解決してからエントリしようと思って取り上げなかったんですが、なんか雲行きが怪しくなってきました。
政府巻き込んだ悪質で壮大な詐欺の予感?
「元日本兵」仲介者の言動に不自然さ強まる
フィリピン・ミンダナオ島の山中に、2人の元日本兵が生存しているとの情報について、在フィリピン日本大使館は29日、週内にも当地に派遣した館員をいったんマニラに引き揚げる方向で検討を始めた。
2人の所在をつかんでいるとする日本人仲介者は28日、大使館側に29日に直接面談したいと申し入れた。だが、場所や時間を29日になっても連絡せず、面談は実現しなかった。また、29日大使館側から同仲介者の携帯電話に電話をしたが、応答しなかったという。
仲介者は報道陣の取材に対し「2人の所在を確認するため500万円以上使ったが、政府は何もしてくれない」などと主張している。ただ、ゲリラ地帯で日本人が捜索活動をしたとしても、費用はそれほど多額ではないという。こうした点から日本人仲介者の言動の不自然さを指摘する声が強まっている。
大使館側にも当初からこの仲介者に対する疑念はあった。しかし、厚生労働省が持つ未帰還兵や戦没者の名簿にある元日本兵2人の氏名に仲介者の情報が一致したため、面談の設定に動いた。
この"仲介者"って↓みたいなこと言ってるし、怪しいよねぇ・・
「ゲリラ、要求額5倍に」解決、長期化の恐れ
浅野さんは「マニラを拠点にフィリピン全土で38年間にわたってさまざまな仕事を手がけてきた」という。「これまでフィリピン人社員を使って残留日本兵の調査をしてきた。その結果、ミンダナオ島だけでなく全土に計57人がイスラムゲリラなどの支配下の山中で生活していることを確認した」という。このうち山川さんと中内さん、同島北部にいるという桜井令一さん(93)の3人について、「社員の面接調査などから帰国希望を確認し、ゲリラと交渉するとともに日本政府とも折衝を重ねていた」と述べ、「500万円の私財を投じることでゲリラ側からこの3人の引き渡しの約束を取り付けたが、引き渡し前日に報道があったため、交渉が中断。27日に社員を派遣したところ、これまでの5倍の額を要求された」という。
在フィリピン日本大使館員との仲介役になっている浅野馨介さんを知る複数の関係者によると、浅野さんは「マニラで貿易会社を経営。ミンダナオ島では約20人の現地スタッフを使ってさまざまな事業をしている」と語っていたという。
また、「第二次世界大戦のフィリピンでの戦死者の遺骨収集も行っている」とも説明。今回の元日本兵の引き渡しについて、「現地の有力者と義兄弟の盟約を結んでおり、特殊なルートを持っている」「日本の役所には無理。私にしかできない」などと話していたという。
これじゃまるで旧日本兵が人質になってるみたいじゃない。しかもこの仲介者は日本兵に直接会ったことはないらしい。このあたりで活動している反政府組織「モロ・イスラム解放戦線(MILF)」は取材に対して、「そんな話は聞いたことない」と言ってたし。
"仲介者"が政府から"交渉のため"のお金巻き上げて、がんばったけど結局ゲリラは旧日本兵を渡しませんでした~って逃げるつもりかしら。本当に生存していて帰国を望んでいるなら、全力を尽くすべきだけど、現在の情報からは存在すら嘘なんじゃないかと思ってしまう。
なんにせよ、仲介者の身元を洗ったほうがいいような。